18:30

たそがれのステージに きみの音響く
茜色閉じ込めた きみの髪揺れる

睫毛から零れ出る輝き
泡沫のこの胸を焦がすよ

何も知らないきみのこと
時間を忘れて求め
それでも そのものだった
螺旋の恋 願い 気がついて

アドリブも空回り 持て余す台詞
きみの目はいつだって この赤の向こう

訪れる幕間と暗転
足元で静けさが顔を出す

何も持たないぼくだから
何にでもなれた だけど
隣に居るのに呆れる程
この距離は遠すぎて

もう夜は来る
行かないで
そばにいてほしいと
願う

言葉を隠し 息を止めて 泣くきみを見る

それでも離れる きみの音と
虚空を滑った右手
あてなく空に投げた
指の隙間に余韻が見える

アンコールもないぼくらの恋
まるで三流の喜劇
茜の幕が下りる
きみの涙は ぼくの胸に暮れゆく


夜間少女1806

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